ゆとりブログ

【科学】ノーベル賞おめでたいで賞!!!!

こんちは、かわむらです。


いきなりですが、発表になりましたね!ノーベル賞!!!


一昨年ips細胞の山中教授が医学生理学賞を受賞されましたが、今度は物理学賞!


すごいーーーーー!!!!!!!!


ノーベル賞とか、そもそも受賞の内容である青色発光ダイオードについてあまり知識もないので、この機に調べてみようと思います。

それにしても日本人が世界で成功しているのをみると本当に嬉しくなりますね。
一人の方はアメリカ国籍だけどもね、でも本当に嬉しい。
自分も理系出身で研究の大変さを(ほんの少しだと思われますが)見てきていたし、想像もできるので、成果を認められるというのはとてもとても素晴らしいことだと思います。



んでまず最初にノーベル賞ね。

よく聞きますね〜受験勉強では受賞者の名前とか受賞内容を覚えた人も多いと思います。
そもそもノーベル賞とはなんぞや、というのがこれ。


ノーベル賞(ノーベルしょう)は、ダイナマイトの発明者として知られるアルフレッド・ノーベルの遺言に従って1901年から始まった世界的な賞のことである。物理学、化学、医学生理学、文学、平和、経済学の6分野で顕著な功績を残した人物に贈られる。


ダイナマイトをはじめとする様々な爆薬の開発・生産によって巨万の富を築いたノーベルは、
爆薬や兵器をもとに富を築いたことを世間から批判されていることを知り、
遺産を使ってノーベル財団を作ることを望んだらしいです。

まーたしかにノイマンしかり、兵器がすばらしい技術で作られて批判されつつも、技術自体後世に残されるというのは多々あることですね。

やっぱり世界で一番の賞なのかな、ノーベル賞って。人脈があると有利〜とかなんとか色々聞いたこともありますが、それにしてもとても有名で研究者は憧れる賞なんですよね。



今回受賞された方は
赤崎勇・名城大終身教授(85)
天野浩・名古屋大教授(54)
中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授(60)
の3名ですね。

この方々が研究していたのが青色発光ダイオード
なんか前にも訴訟とかでよく耳にしました。
なんで青色なんだ?他の色は?そもそもダイオードってなんだ?
となったのでこれも調べてみました。



発光ダイオード(はっこうダイオード、英: light emitting diode、LED)は、順方向に電圧を加えた際に発光する半導体素子のことである。
1962年、ニック・ホロニアックにより発明された。発明当時は赤色のみだった。黄色は1972年にM. George Crafordによって発明された。
発光原理はエレクトロルミネセンス (EL) 効果を利用している。また、有機エレクトロルミネッセンス(OLEDs[2]、有機EL)も分類上、LEDに含まれる。


うん、LEDっすね。
白熱電球より寿命が長く電気代もかからず熱くならないという、バブルでいえば3高的なやつね。

赤色と黄色は昔からあったけど、青色はなかなか実用化段階まで研究できていなかったみたいですね。

また、純粋な緑色も青色の材料を使って作られるため、同時期までなかったらしいです。
黄緑色で代用していたんですね。

なんで青色は最近までなかったの?というのは、適した材料が見つからなかったからなんだって。
発光強度が弱いものであれば、セレン化亜鉛 (ZnSe) 系化合物や炭化ケイ素 (SiC)で実現できたけど、やっぱ弱かったと。
で、お三方により、窒化ガリウム (GaN) で強く光る青色発光ダイオードがつくられたと。これであってるかな。

赤青緑の三色がやっとそろったので、白色も作れるようになり、フルカラーで表示できるディスプレイも作られるようになったんですね。
電光掲示板とかの白い文字も、青色発光ダイオードが出来たおかげなんですね〜〜〜





この青色発光ダイオードをめぐって訴訟があったという話にも言及しよ。






受賞者の中村修二氏は青色発光ダイオードを研究、開発していた当時、勤めていた会社が発明特許を独占してしまって、発明報酬もボーナス程度しか支払われなかった。
よって対立し、揉めに揉めたらしいです(←省略)

うーーーん、この訴訟問題について、いろんな意見があるみたいね。


研究者や技術者をもっといたわったり、お金を出して支援するべき、というのと、
研究したって成果がでるのはほんの一握りなんだから、そんな博打のようなことを国も企業もできない、という意見。


確かにどっちもわかりますよね。
お金がないと研究はできない、けどそのお金を出す人たちもそんなほいほい出せない、余裕がない。
大学時代に研究室の資金繰り、研究費についてちょこっときいたことがありますが、
成果をださないとどんどん予算削られるから長いスパンでの研究は大変だそうで。
教授大変だ。

あとあれね、個人の研究発明でも組織が特許を独占しちゃうんだよね、あるよね〜〜〜

それについても賛否あって、個人の取り分が少ないのはおかしい、ということも、その個人が利用した研究場所も道具も参考文献だって組織に帰属しているのだから、組織が独占するのが正しい、ということも聞きますね。



難しいね〜〜〜


ただ、中村修二氏が言っていたことの、日本よりアメリカの方が研究者にとってひらかれている場所であるというのは、確かにそうだなあと思いました。

アメリカはアイデア勝負だし、出資を受けるチャンスも多いので、ということを言っていたけど、そういうイメージはあるなあ。

よくあるよね、アイデアに投資してもらって実用化するの。んでどんなに小さい子の案でも、共感を得られたら商品化もできる。
お金がなくても、価値あるアイデアなら実現できる。

日本では考えにくいなあ。日本人てお金出さないイメージあるし。
国民性というのが一番ですね。



また、日本では博士号をとっても給料が低いとか、そもそも就職先が見つからない、というのはほんとによく聞きます。
これは絶対に改善されるべき問題だと思う。
ポスドク問題として多々取り上げられてますが、そりゃあ研究者目指す人減るわ、と思う。
せっかく博士過程進んでも食っていけないなんてね。
事実、自分のまわりでも博士に進むという思想は完全に茨の道と認識されてました。

日本って少子化問題を謳うわりに解決姿勢があんまり見られないし、研究者を褒め称える割には環境を整備しないし、変なの、と思いますね。






ムダ話が長くなりましたが、今回のノーベル賞受賞は素敵なニュースでした。
今日の夜皆既月食もあるし、なんだかハッピーだね。

とにかく日本の研究者のみなさん、今後も頑張ってください、という記事でした。
アデュー!