ゆとりブログ

【音楽】オーケンこと大槻ケンヂさんについてまとめてみた Part III



1989年7月5日 - 3rd LP「猫のテブクロ」発売

サウンドの要・キーボードの三柴江戸蔵脱退し、
「もうヤベーなこれ」ってな感じになった筋肉少女帯だが、
新たにギタリストが二名加入し
大槻曰く不動のメンバーとなった。
バンド史上最も売れたLP
3rd LP 「猫のテブクロ」
01. 星と黒ネコ
02. これでいいのだ
03. 日本印度化計画
04. 星の夜のボート
05. Picnic at Fire Mountain 〜Dream on James, You're Winning〜
06. Go! Go! Go! Hiking Bus 〜Casino Royale〜, 〜The Longest Day〜
07. 最期の遠足
08. 月とテブクロ
シングルでもないのにやたら有名な「日本印度化計画」が収録されている。
また「これでいいのだ」では伊集院光が声を入れており、後々のリメイクにも参加している。


1989年12月5日 - 2nd EP「元祖高木ブー伝説」発売

インディーズで回収騒ぎになった曰くつきの作品をメジャーでリメイク。
丸尾末広がジャケットを描き、アレンジにゲルニカの上野耕路が参加。
フルオーケストラのインパクトがピアノ不在の穴を埋める。
2nd EP 「元祖高木ブー伝説」
01. 元祖高木ブー伝説
02. 星の夜のボート
インディーズの頃の苦情騒ぎはイタズラだったが、
メジャーでリリースにするにあたり本格的にクレームがついた。
だがしかし!
当の高木ブーさんご本人の鶴の一声により無事発売となったのである。
懐の深い優しい人だなぁ。
結果、筋肉少女帯最大のヒットシングルとなる。


1990年2月5日- 4th LP「サーカス団パノラマ島へ帰る」発売

豪勢なブックレットジャケットに包まれた四枚目のアルバム。
このアルバムを携えて筋肉少女帯は単独武道館ライブを成功させる。
名前の由来は江戸川乱歩パノラマ島奇談
4th LP 「サーカス団パノラマ島へ帰る」
01. サーカスの来た日
02. ビッキー・ホリディの唄
03. 詩人オウムの世界
04. 労働者M
05. アメリカン・ショートヘアーの少年
06. 23の瞳
07. 電波Boogie
08. パノラマ島へ帰る
09. 航海の日
10. また会えたらいいね
11. お別れの日
12. 元祖高木ブー伝説
このアルバムで初めてギターで加入した橘高文彦が作曲を担当し、
以降のサウンドの中心を担うこととなる。
余談だが、
三曲目「詩人オウムの世界」は後の地下鉄サリン事件の予言ともとれる内容であり、
かの団体が学生を勧誘するサークル名は「日本印度化計画」である。



1990年9月5日 - 3rd EP「サボテンとバントライン」発売
これは名曲。
Aメロは歌というよりは語りに近いが、
サビとの緩急が気持ち良く、世界に入り込みやすい。
3rd EP 「サボテンとバントライン」
01. サボテンとバントライン
02. 釈迦 (ライブ・バージョン)
03. サボテンとバントライン(オリジナル・カラオケ)
ここにきてとうとう筋肉少女帯にCMタイアップの話がやってきた。
メンバーそれぞれ自信の曲を持ち寄ったが、
大槻のみなにも考えておらず、苦し紛れに

荒野を想像しろ!」


が地平線の向こうから走ってきます!」


少年真っ赤なギターを背負っている!」


「目の前にサボテンが!どうする?!」


「その馬がポーンと天高くジャンプしてそこで大サビだ!

 ドカーン!ここでオーケストラ!これ名曲じゃないッスか?」

と情景を説明し本当にそれに決まってしまったらしい。
こんなんでも作曲は大槻ケンヂ名義である。
佐村河内守もビックリだ。

とりあえず、今日はこの辺で!

ぽよんちょー!

【音楽】オーケンこと大槻ケンヂさんについてまとめてみた Part II


お前文学読んでるのかお前文学コラーッ!!

というわけで今日は大槻ケンヂ様率いる筋肉少女帯の、

メジャーデビュー初期(88~89年)を振り返らせてもらうぜ!!





1988年6月21日 - 1st EP「釈迦」,1st LP「仏陀L」発売

インディーズでのCD回収騒ぎや、
メンバーの加入脱退を頻繁に繰り返しつつ、
筋肉少女帯がトイズファクトリーからメジャーデビュー
1st EP 「釈迦」
01. 釈迦
1st LP 「仏陀L」
01. モーレツア太郎
02. 釈迦
03. 福耳の子供
04. オレンヂ・エビス
05. 孤島の鬼
06. サンフランシスコ
07. イタコLOVE ~ブルーハート~
08. ノーマン・ベイツ
09. ペテン師、新月の夜に死す!
このアルバムはプロデューサーの意向(?)で著しく音が悪くほぼモノラル音源で、他のアルバムとシャッフルで聞くと違和感バリバリだった。
最近リマスタが発売され、ようやく普通に聞けるようになったので、そっちのが断然オススメです。



1988年12月21日 - 2nd LP「SISTER STRAWBERRY」発売

仏陀Lから半年で出た2nd LP。オーケンはこの辺りにオールナイトニッポンのパーソナリティを務め、ちょっとずつ知名度を上げていった。
2nd LP 「SISTER STRAWBERRY」
01. マタンゴ
02. キノコパワー
03. 夜歩く
04. 日本の米
05. ララミー
06. いくじなし
筋少で何枚かオススメのアルバムがあるが、その内の一枚。
日本屈指の速弾きギタリスト横関敦と超絶技巧派ピアニスト三柴江戸蔵(三柴理)が曲中で火花を散らしまくり、曲数以上に密度が濃いアルバムとなっている。
オーケンの声も刺々しさを残しつつ小慣れてきて、
最も筋肉少女帯がオリジナリティにあふれていた時期のように思う。



この後「ボヨヨンロック」なるものを発売し、
オーケンは生涯最大のヒットを飛ばした。
でも、華麗にスルー。


んでもって筋肉少女帯は黄金期に入っていくのだ!!

んじゃ、続きはまた来週!

【音楽】オーケンこと大槻ケンヂさんについてまとめてみた Part I


オイーッス!!もいっちょオイーッス!!!

今日は泣く子も黙るサブカルの申し子

大槻ケンヂ様で大いにラリパッパだー!!!



槻ケンヂとは、ロックバンド「筋肉少女帯」「特撮」のボーカリスト、ロッカー、作詞家、小説家、エッセイストである。



概要
通称「オーケン」。左目を軸にして、顔に縦横の割れ目のようなメイクをしているのでもお馴染み。

1966年2月6日、東京都中野区生まれ。

1982年に「筋肉少年少女隊」(現:筋肉少女帯)を結成。ボーカルと作詞を担当し、その独特の世界観から注目される。また、「有頂天」「たま」「人生(後の電気グルーヴ)」らが所属していたナゴムレコードがインディーズブームやバンドブームに乗り、「高木ブー伝説」が自主回収されるなどの注目も集まったこともあって、1988年に「仏陀L」でメジャーデビューする。

インディーズブームやバンドブームが去った後も固定ファンを獲得し乗り越え、小説の執筆やUFO・超能力などのオカルトへの言及など様々な分野に進出した。

近年では「さよなら絶望先生」シリーズのOPテーマ曲「人として軸がぶれている」「空想ルンバ」「林檎もぎれビーム!」の提供やサントラへの楽曲提供も行っている。



影響
サブカルチャー全体に与えた影響が実はとても大きい人物である。
  1. 筋肉少女帯の「踊るダメ人間」のヒットにより「ダメ人間」という言葉を一般化させた。
  2. 自身の処女小説「新興宗教オモイデ教」の中で登場する攻撃的な思念を電波と表現し、それが流用され、一般化した。
  3. 筋肉少女帯の「何処へでも行ける切手」に出てくる「包帯で真っ白な少女」のイメージを元に貞本義行が「新世紀エヴァンゲリオン」の綾波レイをデザインした。
  4. 荒木飛呂彦の「ジョジョの奇妙な冒険」の第4部のキャラクター「音石明」は、当時の大槻ケンヂの格好を参考としている。
  5. 等々…


かなりかなり端折った訳だが、
とにかく凄いのである!

全ての道はローマに通ずと言わんばかりに、
すべてのサブカルは大槻に通ず!!
と言っても過言ではないのである!!

いや、ちょっと言い過ぎた!!



話が長くなるから今日はこの辺で!

また来週ーっ!!さいならーっ!!